ジェイドメタル・ライマン社製のヴァンツァー。
世界標準機を目指して設計されたHWシリーズの2代目となる機体で、従来よりもローラーダッシュの機構が強化されている。
「欠点のないことが欠点」と言われるほど、あらゆる面で安定したパフォーマンスを発揮し、各国の正規軍をはじめ、傭兵などのベテランにも愛好者は多い。
ドミトーリ公社製ヴァンツァー。
ザーフトラおよび周辺国に多数配備されている。
ボディ上面が平面化されており、随伴歩兵を搭載するなどの運用が可能。
また脚部の変形機構により、体高を低くして前面投影面積を減らすことができるなど、意欲的な設計が盛り込まれている。
ノヴォスラヴァで極秘製造されていた新型ヴァンツァー。
可変式の装甲機構など、随所に従来のヴァンツァーとは異なる設計が採用されており、次世代規格を見据えた実験機であるとも推測される。
ザーフトラ軍が極秘製造していたカスタムヴァンツァー。
一部の特殊部隊などに、実験的に配備されている。
大型機動兵器とヴァンツァーのハイブリッド的な位置づけに当たるものと考えられ、非常に大型の機体でありながらユニットの換装に対応している。
遠近それぞれに対応した専用武装が搭載されており、単機で複数のヴァンツァーに相対することが想定されている。
ともに黒海近傍の小国。
本来同一の国家であったルテニアとガルモーニヤは、ザーフトラ共和国との影響を巡る国内対立が激化。
最終的に国は東西に分裂し、新ザーフトラ派が多数を占める東側がガルモーニヤ共和国、反ザーフトラ派が多数を占める西側がルテニア共和国として成立した。
両国は独立後も緊張関係にあり、特に国境にあるノヴォスラヴァ一帯の領有権を巡る対立が続いている。
【ランカスター・プレス社による速報】
2127年12月24日夕刻、黒海近傍の小国ガルモーニヤ共和国は、隣国ルテニア共和国ノヴォスラヴァ市への侵攻を開始した。
ノヴォスラヴァ市は両国の国境に位置し、かねてから領有権を巡る対立が続いていた。
同市の防衛にあたったルテニア軍は急襲を受け劣勢にある模様で、市民に多数の死傷者が出ているとの情報もあるが、現在のところ、詳細は不明。
ルテニア陸軍の新人ヴァンツァーパイロット。
第二機動小隊所属。階級は二等軍曹。
隣国ガルモーニヤによる急襲の報を受けた第二機動小隊は、急遽ノヴォスラヴァ市街の防衛にあたるも、壊滅的打撃を受け敗北。
大破した機体からかろうじて脱出したミハイルは、生き延びる道を求めただ一人市街をさまよい始めるが、そこでは無数の敵部隊による残党狩りが始まっていた。
ノヴォスラヴァ市警察の警察官。階級は巡査長。かつてはガルモーニヤ軍のヴァンツァーパイロットであった。
行方不明事件の重要参考人に会うため郊外のスラムを訪れたオリガだったが、緊急配備されたルテニア軍に行く手を阻まれる。
町に降りる許可を待つオリガの目に留まったのは、ゲートの片隅にうずくまる少女だった。
少女との会話の最中、ガルモーニヤ軍による急襲を受けたオリガは、爆風から少女をかばった衝撃で意識を失ってしまう。
ノヴォスラヴァ解放運動グループNGFPの、もと幹部メンバー。
同グループの指導者であったルスラン・イズマイロフ殺害の実行犯として逮捕され、のちに死刑判決を受ける。
公には既に刑は執行され死亡しているが、極秘裏に投獄され続けていた。
戦闘勃発に紛れて収監施設から逃れ出たレオニードは、死んだはずのルスランが現れたことを知り、後を追う。
ルテニア陸軍で採用されているAIシステム。
個々の兵士の行動補佐・管理を行うことで、任務の成功率と兵士の生存率の向上を目的としたもので、通信管制や各種情報分析などの機能を有する。
仮想人格による音声認識システムをインターフェイスとして採用しており「コーシカ」の愛称で呼ばれている。
コーシカ (кошка)とは ロシア語で猫を表す言葉。
ヴァンツァーの普及によって戦車はその活動範囲を狭めているが、歩兵にとって脅威であることには変わりはない。
自機の全長ほどもある巨大なロッド「フィアンマ(バレストロ社製)」を装備して周囲を警戒するジラーニP3。
ロッドは殴りつけるという極めて単純な武器であり、敵パイロットへの心的効果は高い。
トロー社製の三連バズーカ「オージェ トロワ」。
ヴァンツァーに搭載する武装の中でも最大級の大きさを持ち、高い攻撃力を有している。
ガルモーニヤ軍の急襲に耐えきれず、大破し放棄されているルテニア軍のゼニスHW2と防御用特殊車両。
戦闘の激しさが伺える。
歩兵や小型兵器に対して圧倒的な攻撃力、防御力を誇るヴァンツァー。
同型機対決。
ヴァンツアー乗りの力量が試される。
脚部変形機構により安定したローラーダッシュをしつつダブルショットで特攻するジラーニP3。
両手パイルと両手ロッドの同機種対決。
港の倉庫に侵入するミハイル。
極秘製造されていたヴァンツァー『ヴォルク』を発見。
戦場からの離脱を目前にして襲いかかってくるスヴァローグ。
ジェットパックで大ジャンプ&滞空攻撃を仕掛けてくる。
右肩武装のレールガンで攻撃をおこなうスヴァローグ。
右腕には連射可能なバズーカ、左肩部にはパイルバンカーと、遠近格ともにスキがない。
生身でスヴァローグと対峙するレオニード。